18歳の女子児童4

第16章 寝るときには


「じゃあ、明日からは迎えに来てあげるからね。お尻のは抜いちゃだめよ。」
茫然自失状態の虹歩の手を引いて、虹歩の家の前まで送ってくれた梨愛が元の優しい笑顔を見せた。
「梨愛・・・ご、ご主人様・・・おトイレに行きたいときは・・・。」
「私が許可しないとダメよ。いっとくけど、抜いたらすぐに分かる様になってるんだからね。勝手にしたら・・・。」
それだけで虹歩の顔は蒼白になる。たった一日でこの幼い少女の残虐性は見に染みて分かっている。

「た・ただいま・・・・。」
「遅かったわね、寄り道してたんじゃない?小学生はまっすぐ帰ってこなくちゃダメよ。」
「ご・・・ごめんなさい・・・・。」
「本当に寄り道してたの?あんなに制服嫌がってた癖に・・・ははーん、虹歩ちゃんひょっとして、可愛い格好で人前に出るのが気に入っちゃったのかな?」
「そ!そんな事ないよ!」
脳裏に女装したまま射精してしまった先程の事が浮かび、虹歩はなんだか理音に見透かされてしまっている気がした。
「はい、はい。制服しわになるからさっさと着替えなさいね。可愛い制服ずっと着てたいならいいけど。」
制服を脱いでも着替えさせられるのは可愛い女児服ばかりだ。虹歩にとって、どちらも恥ずかしい衣装だが、それでも制服よりは私服の方がましだった。名門校の可愛い制服はなんといっても、目立つのだ。男性女性どちらからも注目の視線を浴びるのは帰りの電車で経験済みの虹歩だった。
「う、うん・・・その前にちょっとトイレ・・・。」
虹歩には着替える前にしておかなくてはいけない事があった。虹歩はランドセルをリビングに置くと、トイレに行く振りをして浴室に向かった。ショーツに汚れを落とすためである。始業式の途中にお漏らしした黄色いシミはもとより、先程射精した後そのままショーツを穿かされた為可愛い女児ショーツは酷く汚れてしまっていた。そんな事を理音に知られては大変な事になる。虹歩は急いで浴室でショーツを洗い始めた。
「あらあら、小学生の女の子が浴室で自分のショーツを洗ってるなんて・・・。」
ふいに後ろから声をかけられ、汚れを落とすのに夢中だった虹歩は心臓が止まるほど驚いた。
「り・・・理音さん・・・どうして・・・。こ、これは・・・違うんだ。」
「浴室でも洗面でもお湯を使うと、リビングの給湯パネルでわかるのよ。何をしてるのかと思って来てみれば・・・・もしかしてアレ?・・・のわけないわよね。」
虹歩の顔が真っ赤に染まる。
「そ、そんなわけないじゃないか・・・。」
「じゃあ・・・まさか・・・おもらし?18歳にもなって!?」
答えずに俯いた虹歩だったが、それは「そうです」と返答したのと同じだった。
「驚いたわね。いくら小学生の振りをしてるといっても・・・・幼稚園児の子でもお漏らしなんかしないわよ。」
「ち、違うよ。お漏らしなんかじゃ・・・。そ、その・・・少しだけ出ちゃっただけだよ・・・・。」
「少しだけもないもんだわ。これは虹歩ちゃんの教育方法を見直した方がいいわね。律月にも相談して、もっと厳しく躾けないとね。」
「り!律月だけには言わないで!お願い、理音さん!」
実の妹に学校でお漏らししたなんて知られるのは虹歩にとって耐え難い事だった。
「だめ!何回いってもお兄ちゃんを呼び捨てにするような娘には厳しい躾が必要よ・・・・そうね・・・いいことを思いついたわ。」
「な、なに?・・・」
厳しい表所から一転、薄笑いを浮かべた理音に先程の梨愛が重なり不安に揺れる虹歩だった。

「ごちそうさま。」
「あら、どうしたの?ほとんど手を付けて無いじゃない。」
夕食はほとんど喉を通らなかった。お尻の違和感もさることながら、知ってか知らずか何も言わない律月に虹歩は恐々としていたのだ。
「うん、ごめんなさい、もう今日は寝るよ。」
皿を持って立ち上がった虹歩のスカートがふわりと広がる。今日着させられている服は薄いピンク色のブラウスにフェミニンな小花柄のフレアースカートだった。外からは見えないというものの、お尻が気になる虹歩にとっていつもより長い丈のスカートはありがたがったが、フレアーがたっぷりな為、少しの動きでもスカートが捲れあがり虹歩をドキリとさせた。
「そう?じゃあ、寝る前にお話があるからパジャマに着替えたら教えてね。」
「う・・・うん。」
何の話だろう?またお尻を叩かれるのだろうか?お漏らしのお仕置きとして・・・。虹歩は悲嘆に暮れながら自室に戻ると、パジャマに着替える。虹歩に用意されたパジャマは、アニメのキャラクターがプリントされたものや、レースのたっぷりついたものなど、どれも幼い少女用の可愛らしいものだったが、今日用意されたのは上着の丈が長い、ネグリジェ風のパジャマだった、ネグリジェ風といっても襟周りのフリルや飾りポケットについた可愛らしいリボンが、それが女児用だと言うことを物語っていた。虹歩は上着を身につけ、裾にもリボンが飾り付けられた少し短めのパンツを穿くと、重い足取りで理音を呼んだ。
「あはは、今日も可愛いじゃないか。」
案の定虹歩の部屋にやってきたのは、理音だけではなかった。遅れてやってきた律月は手に紙袋を下げていた。それはかなり大きいもので、虹歩を怯えさせるには十分だった。
「じゃあ、虹歩ちゃん。お尻を出しなさい・・・。」
『やっぱり・・・!・・・でもお尻なんて出したら・・・』
前の様に膝の上なんかに乗せられれば、少しとはいえお尻から出ているバイブに気付かれてしまうだろう。戸惑う虹歩に理音は意外な言葉を続けた。
「・・・といいたいところだけど、今日は違うわ。律月、ちゃんと買ってきてくれた?」「もちろん!」
律月が紙袋をまさぐり始めた。
「律月にも今日虹歩ちゃんがお漏らしをしてしまった事は伝えたわ。でね、二人で話し合ったんだけど虹歩ちゃんを女の子として再教育するには、お尻叩きぐらいではだめだと思ってね・・・。」
「な・・・何を・・・!?」
虹歩は体を震わせている。理音はいつものお仕置きの時とは違う優しい顔で微笑んだ。。「お漏らししちゃうような、幼い女の子にはこれしかないでしょ?」
律月が取り出したものには1歳ぐらいの可愛い女の子の写真が大きくプリントされていた。その下には「Lサイズ44枚入り、女の子用」の文字。それは間違いなく乳幼児用の紙オムツだった。


第17章 あてるのは誰?


「そ・・・それって・・・・まさか僕が・・・!?」
「そうよ、決まってるじゃない。この家にはオムツが必要な子なんて虹歩ちゃんしかいないわよ。」
「ぼ、僕だってそんなの必要ないよ!」
「あら、そうかしら?今日学校でショーツを汚してきたことをもう忘れちゃったのかな?」
「あ・・・あれは・・・」
虹歩にはなんの言い訳もできなかった。確かに少量とはいえおもらしをしてしまったのは事実だった。しかし、本当に小3の男の子ならともかく、実際は18歳である虹歩にとって、その赤ちゃん用の道具は決して受け入れる事ができなかった。
「ね、ねぇ・・・もう絶対に、その・・・しないから・・・大丈夫だから、それだけは許してよ。」
虹歩は理音に哀願する。そこに律月が割って入った。
「だめだめ。俺がせっかく買ってきたのを無駄にする気か?それに、もしオネショなんかしてベッド汚しちゃったら大変だろ?」
「オ、オネショなんてしないよ!」
実の妹に「オネショ」などと言われ虹歩は声を荒げた。しかし、律月は余裕の笑みを浮かべたまま切り返す。
「へぇ、昼間にもおもらししてしまう様な小学生が『オネショなんてしないよ』なんて言っても全然おかしいよ。学校にもオムツして行った方がいいんじゃないか?授業中おもらししちゃっても保健室でかえてもらったらいいよ。」
あまりの屈辱に虹歩は何も言い返せない。
「とにかくベッド汚したら大変だから、寝るときはこれをあててもらうわよ。それとも学校にあてて行く方お仕置きの方がいい?さっきから男の子みたいな言葉を使うわ、お兄ちゃんにえらそうな口をきくわ・・・本当ならきついおしおきをしないといけないところだけど、おとなしくオムツをあてるなら今日だけは許してあげるわ。」
オムツをして学校になんてとんでもない。虹歩は震え上がった。
「うう・・・でも・・・・」
なおも抵抗する虹歩に理音が優しい声で言った。
「わかったわ、虹歩ちゃん。虹歩ちゃんの気持ちも良くわかるわ。小学校3年生にもなってオムツなんて恥ずかしいでしょ・・・・。」
理音はあえて、『小学校3年生』にもなってと表現した。
「う・・・うん。」
「じゃあね、3日間だけあててみて。で、3日間失敗しなかったら、元通りショーツで寝ていいわよ。」
ここまで言われては虹歩も妥協せざるをえなかった。昼間おもらししてしまったのはまぎれもない自分なのだ。
「わ・・・わかった・・・・でも本当に3日間だけだよ!」
理音はにっこりと微笑む。
「うん、約束するわ。でも、その間に失敗しちゃったら・・・・。」
「大丈夫だよ。そんなことあるはずないよ。」
虹歩はたかをくくっていた。最後にオネショをした記憶は幼稚園に上がる前にしかなかったからだ。
「そうね、私もまさかとは思うけど3日間だけ我慢するのよ。じゃあ、あててあげるから横になりなさい。」
「えっ!自分でするよ・・・大丈夫だから。」
まさか、本当に赤ん坊の様に理音にあてられるとは思っていなかった虹歩が、か細い悲鳴をあげる。
「だめよ。さっきも言ったけど、これは虹歩ちゃんの躾も兼ねてるんだから、少しは恥ずかしい思いもしないと、お仕置きにならないでしょ。」
虹歩にとっては、自分でオムツをあてるだけでも十分な恥辱だったが、これ以上逆らったら理音が何を言い出すかわからない。虹歩は黙って仰向けにベッドに横たわった。
「あ・・・あの・・・・せめて・・・律月の見てないところで・・・・。」
虹歩は最後のお願いをした。こんな状態とはいえ、本当のところ律月は実の妹だ。妹の前でオムツをあてられるなんて、これ以上の屈辱は無い。
「・・・・どうやら、虹歩ちゃん。あなたにはまだまだ躾が足りないようね。」
理音が困った表情で言った。
「えっ?ど、どうして?」
「だってそうでしょ?何度言ってもお兄ちゃんを呼び捨てにするし、本当に小さい女の子なら、お兄ちゃんの前でオムツをあてられるなんて普通の事なのよ。」
「う・・・そ、そうだけど・・・」
「女の子になりきるって、約束したの忘れたの?こんな事ではいつ学校で秘密がばれてもおかしくないわね。」
梨愛の顔が頭に浮かび、虹歩はドキリとする。理音は少し考えると、律月の方を向いて言った。
「律月ちゃん。これから、あなたが虹歩ちゃんのオムツの世話をしてあげなさい。虹歩ちゃんに自分が妹であることを忘れさせない様にね。」
「ええーーっ!」
虹歩と律月は同時に声をあげた。
「別にいいけどさ、おれオムツの当て方なんてわかんないよ。」
「いいわ、私が教えてあげるから。じゃあ、早速始めましょうか。」
理音はそういうと、虹歩のパジャマの長い上着をたくし上げると、ズボンを完全に脱がしてしまった。黄色いハート柄のプリントの女児用ショーツがあらわになる。
「だ、だめ・・・ゆるして理音さん・・・いい子になるから・・律月・・・・律月お兄ちゃんにしてもらうのだけは恥ずかしいよ!」
ショーツまでも脱がされまいと、両手で股間を押さえ、虹歩は必死に抵抗する。
「だめよ、いまさら妹ぶっても。しばらくの間だから我慢しなさい。」
「お、お願いだから・・・。」
いつまでもおとなしくならない虹歩に理音が業を煮やした。
「虹歩ちゃん!!」
いままで見たこともないような形相の理音に虹歩は、それ以上逆らえなかった。
「うん、いい子ね。じゃあショーツずらすわよ。」
あまりの恥ずかしさに虹歩は両手でまぶたを覆った。
「じゃあ、お兄ちゃん1枚用意してくれる?」
「は〜い。」
ことさら楽しそうに律月がオムツの大袋を破る。
「へえ、最近の紙オムツって、可愛いプリントがしてあるんだな。ちゃんと『女の子用』って書いてあるのを選んできて良かったよ。ほら虹歩、花柄のがいいか?苺柄のがいいか?」
律月が両手にピンク色の紙オムツを持って虹歩の目の前にちらつかせる。
「ほら虹歩ちゃん、目をふさいでたら見えないでしょ?せっかくお兄ちゃんが聞いてくれてるんだからちゃんと目を開けなさい。
「・・・う、うん。」
理音の厳しい声に目を開けた虹歩の目に、これから自分が着用する恥ずかしい衣装が飛び込んでくる。
「それからね、オムツあてられる間は手を軽く握って頭の横に置いてるのよ。」
言われるまま虹歩は両手を握り、両耳の横に上げる。それは、幼い赤ん坊のオムツ替えのシーンそのものだった。
「ほら、どっちにするんだ?早くしないとおなかが冷えちゃうぞ。」
虹歩にとって、花柄だろうが苺柄だろうが恥ずかしさに変わりは無かった。いまはただ、一刻も早くこの恥辱の時間が終わる様、おとなしく従うしかなかった。
「じゃ、じゃあ、苺柄の・・・。」
「よし、よし、虹歩はこの苺柄のオムツがいいんだな。ちょっと待ってろよ、今苺柄のオムツをあててやるからな。」
虹歩を辱める様に、律月が何度も繰り返す。本当に幼い女の子ならともかく、高校生男子である虹歩にとって、その一言一言は胸にささった。
「じゃあ虹歩ちゃん、お兄ちゃんに『オムツあてて下さい』ってお願いするのよ。ちゃんと言えるわね。」
「そ・・・そんな・・・。」
覚悟を決めていた虹歩だったが、あまりにもその言葉は残酷だった。
「ほら、どうしたの?言えるでしょ?それとも虹歩ちゃんは本当に赤ちゃんになっちゃったのかな?それじゃあ、学校にもオムツしてベビーカーで通わないとね。」
理音の言葉に虹歩は震えた。
「わ!分かりました、いうよ!・・・いうから」
虹歩はたまらず、ぎゅっと目を閉じた。
「り・・・律月お兄ちゃん・・・・。虹歩に・・・虹歩に・・・オ・・オ・オ・・。」
虹歩の目から涙が流れた。
「・・・・・・・虹歩にオムツをあてて下さい。」


第18章 恥ずかしい感触


虹歩の言葉に律月は自分の背筋に何かがゾクッと走るのを感じた。それは間違いなく律月に流れるサディストの血だった。
「よしよし、じゃああててやるからな。おとなしくしてるんだぞ。」
律月はパッケージの説明を一瞥すると、虹歩の両足首をで軽々とつかむと高く持ち上げた。いわゆる赤ちゃんのオムツ替えのポーズだ。最近の、特に大きいサイズはパンツタイプの穿かせるオムツが多いのだが、理音の指示で律月が選んできたのはお腹の前でテープで止めるタイプのものだった。もちろん、それは虹歩により多くの恥辱を与えるためにならない。
「もうちょっとがまんするんでちゅよー♪」
律月は虹歩のお尻の下にオムツを広げるとゆっくりと足を下ろす。慣れない作業に没頭していたのか、幸いな事に律月は虹歩のお尻の穴のものには気がつかなかった様だった。しかし虹歩はそんな事で安心している余裕はなかった。十何年ぶりのお尻の感触に懐かしさ以上の恥ずかしさで一杯だった。
「ちょっと、小さいけどこれなら十分に穿けそうだな。はい、前当てをしますよー♪」
律月は遠慮無く、虹歩の少し立っている両膝をつかんで大股を開かせた。
「あっ、いやっ!」
あまりの恥ずかしいポーズに虹歩はたまらず両手でおちんちんを隠してしまう。
「こらっ!両手は頭の横って言っただろ。赤ちゃんが恥ずかしがるなんておかしいぞ。」
「だ・・・だって・・・。」
両足を大きく開き、両手で股間を押さえた恥ずかしいポーズの虹歩が上目遣いで言う。その姿に自分が感じているのを律月は自覚せずにはいれなかった。
「まあまあ、虹歩ちゃんが恥ずかしがるのもわかるわ。じゃあ、先にこれをあてましょうね。」
理音がどこからか小さな布きれを用意してきた。二人の目の前で広げられたそれは、長方形の柔らかそうな布に水色でアヒルの親子がプリントされていた。それは最近ではあまり見られない布製のオムツだった。
「虹歩ちゃんみたいに大きな赤ちゃんはオシッコの量も多いから、先にこれをあてといた方がいいかなと思ってね。それにね・・・」
理音は話しながら虹歩の手を股間から離すと、布オムツでやさしく虹歩のおちんちんをくるむと、おちんちんをお尻の方に持って行った。
「おちんちんの付いた女の子は、こうしとかないとおしっこが広がっちゃうからね。」
虹歩は、理音がなぜそんなことに詳しいのか、勘ぐるより先におちんちんが隠された、いやおちんちんを包む柔らかい布に心を奪われた。
「こうしとけば、大量にオネショしてもベッドは大丈夫ね。」
その、言葉に虹歩は我に帰る。
「オ、オネショなんてしないってば・・・。」
「はいはい、わかったわ。じゃあ、お兄ちゃん虹歩ちゃんが風邪ひく前にきちんとあててあげて。」
「はーい♪」
律月はそういうと、布オムツの上から虹歩に紙オムツの前当てを当てる。股間にこすれる紙オムツの感触に、虹歩はまたドキリとする。どうも昼の出来事から敏感な体になってしまっている自分を虹歩は否定できなかった。
「じゃあ、横羽をあてて・・・完成と。」
律月は初めてとは思えない器用な手付きで紙オムツのビニールテープを虹歩のお腹の前でくっつける。下半身を完全に暖かく厚い布で包まれた懐かしい感覚に虹歩は不思議な気分になった。
「こんなに恥ずかしいことされてるのに・・・こんなに恥ずかしい格好しているのに・・・』
「お兄ちゃん、一つ忘れてるわよ。」
理音がそういいながら、虹歩の股間のギャザーを引き出し、形を整える。
「こうしとかないと、おしっこやうんちが漏れちゃうかもしれないからね・・・んふふ、さすがにうんちは大丈夫か。」
理音と律月は笑い合った。

「もうちょっと可愛い虹歩ちゃんのオムツ姿見ていたいけど、風邪ひいちゃうわね。」
理音がゆっくりと虹歩のパジャマの上着を下ろす。丈の長い少女用の上着はすっぷりとオムツを覆い隠してしまった。恥ずかしいオムツ姿を見られなくてすむ安心感にほっとすると同時に、虹歩は女児服姿を見られる事に慣れつつある自分に驚き、又新たな恥ずかしさがこみ上げてきた。虹歩は二人から目をそむけるように横に寝返りをうつ。
「パンツは・・・これじゃあ穿けないわね。」
ぷっくりと膨れあがったお尻を理音が叩いた。その刺激で、忘れかけていたお尻のものを感じ虹歩は思わず声を漏らしてしまった。
「あんっ。」
「あら、虹歩ちゃんはオムツあてられて感じちゃってるのかな?
「そ、そんなことっ・・・・。」
お尻の秘密を知られている気がして虹歩は頭から布団をかぶってしまった。
「まあ、いいわ。必要ならオムツあててても穿けるパジャマを作ってあげるわね。」
「そんなのいいよっ。3日間だけなんだから。」
これ以上赤ちゃん扱いされてはならないと虹歩は強く抗う。
「・・・そうなればいいけどね・・・。じゃあおやすみ。オネショしちゃったら呼ぶのよ。お兄ちゃんを起こしてもいいからね。」
ようやく二人が出て行った後、虹歩は仰向けになり今日の事を思い出していた。
『どうしてこんな事になっちゃったんだろう・・・・。僕はどうしてこんな格好で寝ているんだろう・・・。もうこんなの嫌だよ・・・普通の男の子として高校に通いたいよう・・・。』
涙で枕を濡らす虹歩だったが、今日の疲れと股間を包みこむ布の柔らかい感触に、いつしか眠りについていた。

虹歩は夢を見た。幼い頃家族で海に行った夢だった。更衣室で着替え、砂浜に出た虹歩は違和感を覚えた。まだ小学生1年生だった律月が黒いパンツ1枚という男の子用の水着を着けていたからだ。虹歩は母親に聞いた。
「お母さん、律月の格好変だよ。律月女の子なのに・・・。」
母親はこともなげに答える。
「どうして?律月は男の子だもん、おかしくなんかないわよ。ほら、虹歩も新しい水着似合ってるわよ。」
そう言われて虹歩ははっとした。虹歩が着ていたのはピンク色のワンピースタイプ。腰に短いスカートのくっついた可愛い女児用の水着だったのだ。
「ど、どうして!?僕、男の子なのにっ!」
「おかしな事言うのね、虹歩ちゃんは女の子でしょ。さあ、律月お兄ちゃんに遊んでもらってきなさい。」
いつのまにか母親だった人物は理音になっていた。
虹歩は恥ずかしくてたまらなく、隠れる場所を探したが、広い砂浜に身を隠す様な場所など無い。虹歩はたまらず海に飛び込んだ。
「冷たいっ!!」
下半身に冷たい海水が突き刺さる。濡れた水着とスカートのうすら寒い感触に虹歩は我に返った。
「どうしてまだ春なのに海なんかに来てるんだろう?」


薄暗い日差しの中、うっすらという意識の中で目覚めた虹歩は股間の冷たい感触に青ざめた。
「ま・・・まさか・・・」
虹歩はパジャマの上着を捲り、股間に手をあててみる。厚いオムツ越しに感じられたのは紙オムツの中にあてられた1枚の布オムツの生暖かい感触。
「う・・・うそ・・・・だよね・・」
首を振って現実を否定する虹歩だったが、次第に冷たくなっていくお尻まで伝わったオムツの冷たさに、オネショをしてしまった事を認めざるを得なかった。
「ど、どうしよう?!・・・こんなの律月に見つかったら・・・」
しかし、替えのオムツ等無いし、ショーツに履き替えるわけにもいかない。虹歩がパニック状態のまま時間は過ぎていった。
「おはよう虹歩、オムツ濡れてないか?」
男物のパジャマ姿で、あくびをしながら部屋に入ってきたのは律月だった。