妖精がいる世界 登場人物
登場人物
反転でネタバレがありますので、ご注意ください
また男の娘たちは“物語後”のネタバレもありますので、あわせて注意してください。
【メグル】
婦人というにはまだ早い少女。 長い黒髪と、母性に溢れた大きな胸を持っている。 おっとりとした容姿で、天然と思われることは多いが頭の回転はむしろ速い方であり、交易を営む会社のお嬢様。 最近の悩みは運動不足で、体重が増えてきたこと。
(以下、反転ネタバレ)
可愛らしい少年少女を誘拐・調教して奴隷商に売り飛ばす人攫い。 頭脳担当。 攫った相手に対して愛情めいたものはあるもの、あくまで愛玩動物としてのそれであり、本心では彼らを人間とすら思っていない。 非道な行為に手を染めることも厭わないが、暴力的な行動は“あまり”好まない。 嫌いなものは・・・・・・ネコ。
【チトセ】
メグルの同郷の幼馴染。 男勝りのショートカット少女。 メグルと同じく豊満な胸を持っているが、肩が凝るのと動きづらいので煩わしく思っている。 意外に手先が器用で家庭的な面もあり、コミュニケーション能力は強いがやや口が悪い。
(以下、反転ネタバレ)
メグルと同じ少年少女を狙う人攫い。 暴力担当。 両性具有。 メグルと違って完全に仕事と割り切って行動しているが、サディスティックな一面も見せる。 怪しい薬を使ったり、成人男性よりも大きなそれでヒイヒイ言わせたりすることを得意とするが、頭を使って行動するのは苦手でよくメグルに叱られている。
【ハル】
小さな牧場に住む天涯孤独の少年。 表情が乏しく冷たい人間に思われることが多いが、ただ感情を表に出すのが苦手なだけで、心は優しい。 ある日病にかかったメグルとチトセを助けて看病をするが・・・・・・
(以下、反転ネタバレ)
メグルたちに攫われ、チトセから激しい調教を受けたハルは、遠い異国の地に売り飛ばされてしまう。 自分よりずっと小さな女の子に飼われることになり、朝は家畜小屋で犬と共にエサを食らい、昼は裸同然で都を歩かされ、夜は女の子にイジメられながら倒錯的な絶頂を繰り返すことになる。 時折、故郷の牧場を懐かしんで声なく嘶くことはあったが、彼が故郷の土を踏むことはもう二度となかった。
【ナツメ】
何事にも一生懸命に働く、爽やかな好少年。恋人でもある幼馴染と交わした昔の約束を果たそうとお金をためているが、なかなか目標には至らず少し焦りがある。 仕事ではなにかと頼られることが多い反面、誰かに甘えたいという願望もあった。恋人との経験はキス止まり。
(以下、反転ネタバレ)
あらぬ誤解を受けたまま恋人と破局。 以後、メグルの娘として調教を受けることになる。 元々は何でも器用にこなす明るい性格だったが、奴隷嫁に堕ちた後は一転してグズで泣き虫な性格になってしまった。 ただ、健気で一生懸命なところは変わらず、人ではないモノと“結婚”させられた後も、涙ぐましい努力をしながら生涯尽くすことになる。 ・・・・・・ ちなみに、別れた恋人は隣町のお金持ちに見初められて今は幸せに暮らしている。
【アキラ】
家業の失敗により莫大な借金を抱えることになった不幸な少年。 真面目にコツコツ働いても返せない額であることがわかると、得意のギャンブルで儲けることを考えた。 気弱な性格を隠すためにポーカーフェイスを気取っているが、恋人にマゾっ気を突かれるととことん弱い。
(以下、反転ネタバレ)
最後のルーレットに勝利したアキラは借金を完済し、街を出た。 そのあとの消息は誰も知らない。
【マフユ】
旧市街にある貧民の子供たちに勉強を教えている神父の卵。 しかし夜になると奴隷にされた少年少女たちを助けるため「シルバープリンセス」という仮面の少女剣士になって活躍する。 神の存在を心から信じており、あらゆる苦難は全て神からの試練だと考えている。
(以下、反転ネタバレ)
何度も救出してきた奴隷に自分自身が堕ち、同じく何度も退治してきた奴隷商人たちのオークションに出品されてしまう。 しかし売り飛ばされた先では奴隷としての存在意義はまるでなく、昆虫コレクターによって生きたまま剥製にされてしまった。自分が生きているのか死んでいるのかという意識さえもうなく、増え続けるコレクションの一部としてガラス張りのケースの中で磔にされている。